こっちむいて

さよならだけを伝えるつもりがありがとうと言う

今を大好きになる

半年以上ぶりに書く。書かなかった間に、また自分の生活は大きく変わっていた。 何が大きいかというと、1年半ぶりに恋人ができた。別に恋人が欲しいわけでもなかったけれど、恋人のことを初めて見た4月の入学式の日、すでにもう、なんとなく大好きだった。顔…

北国の暮らしを始めてはや4ヶ月、ようやく街の匂いが肌に馴染むようになってきた。この街では暑い日でもカーディガンを一枚持っていないと不安になる。新しい暮らしになったからと言っても、変わったのは生活環境と学校だけで、たまに地元の友達が遊びにきて…

死ぬまで一生愛されてると思ってたよ

いつの間にか秋になっていた。マスクをしていると街の季節が変わっていくことに気がつきにくくなってしまう。景色だけでも秋の訪れは感じるけれど、やっぱり季節は街の匂いで感じるものだと思っているので、嗅覚を閉じて生活するのはなかなか苦しい。 最近、…

夏だからといっても

近頃はずっと天気がよろしくなくて体もだるい日々だ。昼夜逆転していることもあって、なかなか体調がすぐれない。これを書いている今も布団で横になっているし、画面の見過ぎで頭が痛い。それに今年はなぜかずっと体調が悪くて、いきなり高熱を出したり、微…

廊下の長椅子とあの子の優しさ

高校生の時、私はよく過呼吸を起こして保健室のお世話になっていた。過呼吸を起こすようになったのは中学3年生の頃で、普通に呼吸をするのがなんだか息が苦しくて、マスクをしている方が楽に息が吸えると気がついてからだった。それでも3年生のうちは倒れて…

呪い

別に好きでなくても、周りの男の人に恋人がいるという話を聞いてしまうとちょっぴり落ち込んでしまう。付き合いたいわけでもないのにそう聞くだけでなぜか少し傷ついて、自分がひどく汚くてとんでもない女のように感じてしまってやっぱり落ち込んでしまう。…

自由気ままな独身三十路女(仮)になる、の巻

タイトルはふざけました、三十路ではないですしアラサーでもないです。どうも。 年末に恋人と別れた。ずっと別れられなかったのに何が起きたかというと、所属コミュニティの円滑な運営のためにというのが一番しっくりくる理由で、まあせっかくだしこれを機に…

2020総括

年の瀬になり、あんなに嫌々やっていたサークルもあっさり引退し、一度距離を置いたはずの彼氏も気がつけば家で一緒に寝ているし、なんだかよくわからない気分のまま2020年が終わろうとしている。 今年の春、母方の祖父が亡くなった。昨年の春は父方の祖母が…

わたしを離さないで

新幹線とか飛行機に乗ると創作や書き物が進む気がするのってなんでなんだろう。高校生の頃から、電車のような移動時間が一番集中できる場所だった。このブログも何回も電車で書いた。最近はもう片方の日記みたいなブログの方ばかり書いていて、気がつけばこ…

モラトリアムが楽しい話

祖父が亡くなって約3週間経って、4月と変わらず祖母の家でぐだぐだ過ごす日々は継続中である。安心してください、ちゃんとげんきだしぱんつも履いてるし、ゼミの友達とパジャマで授業受ける夢叶ったね〜!と喜んでいます。 祖母の家は普通のマンションだけど…

春になれない

これはちょっと前の下書き。 *** 今朝は起きたらすっと冬の寒さが入ってきて、雪の真っ白さが眩しかった。喉元過ぎればナントカみたいに、柔らかくて暖かい日々ですっかり忘れていた冬の寒さが急に帰ってきてなんだか体がびっくりしている。 昨日今日は祖…

海の見える街とビール

先日の同窓会で恩師に会った。恩師というと大層なものに聞こえるけれど、実際は仲良しでとても信頼してる、というフレーズが当てはまる先生。 卒業してからも何回も高校まで会いに行ったし、悩みを抱えているときは大体先生の顔が頭に浮かんで、あの人ならな…

さよなら冬休み

駅まで送ってもらった父の車のラジオで、さよならベルが流れていた。2日後にまた帰ってくるとはいえ、帰省していた姉も今日で帰るし、なにより冬休みは今日で終わり。明日からまた大学でぼんやりする日々だ。さよならベルは恋人との別れの曲だけれど、今日の…

ゆうがた

しばらく更新を止めてしまっていた。前に書いたのは40日前だったので、一ヶ月以上も止めていたことになる。文章は書く回数を重ねなければうまくならないとわかっていても、どうしても毎日を生き抜くだけで精一杯になってしまう。今日もなんだか疲れたな。 サ…

霞んでゆく世界のこと

まーた上手くいかなくなった。 友達も彼氏もぜーんぶ上手くいかない。誰にも会いたくないし学校に行く気にもならないし、サークルなんて論外レベルに嫌になった。大学は自分のしたい勉強ができるからそれなりに頑張って行っていたつもりなんだけど、朝起きて…

ちゃいなぶるー

ひとりで夜道をふらふらと歩いてお酒を飲みに行った。昨日は家から15分くらいのところにあるHUBへ。おじさんに混じってチャイナブルーを1杯だけ飲んで帰ってきたけれど、なかなか楽しかった。別に話しかけられたくて行ってるわけじゃないからひとりでぼーっ…

季節と日々

街の匂いが秋になった。秋の匂いを説明するのは難しいけれど、いざその季節がきたらわかるのが秋なんだろう。肌のベタつきや体感的な暑さの変化はあまりないけれど、空気は確実に秋へと移り変わっている。 先日、はたちになって友達と飲みに行った。中学生の…

ついたちに見る夢

今日、19歳の最後の日は母と旅行で広島に来ている。 昼過ぎに着いて広島市内を観光していたら、高校の修学旅行で関西を訪れたときのことを思い出した。行きの新幹線で爆睡しすぎて首が痛くなったこと、原爆ドームの前で革靴を巡ってごたごたしたこと、宮島の…

○○最後の夏

去年は平成最後の夏だったけれど、今年はわたしにとって10代最後の夏だ。この8月が終わったら、わたしは20歳になってしまう。そう、つまり、はたち。おとな。 大人になんてなりたくない、っていうのはとても使い古された表現だけれど、これほど今の気持ちを…

最近のこと

最近調子が悪い。何があったわけでもないけれど、なぜか精神的に参ってしまっていて、生活することすらしんどい。テストが近いからいつもに増して睡眠不足だし、何もいいことないや。 この2週間ほど、嫌なことにすごく敏感になってしまった。今まで内心嫌だ…

まよなか

最近、とても馬鹿になった。 まあ元々賢いわけではなくて、Fラン女子大に通うくらいの頭脳なんだけど、前はもう少しマシな脳みそだったと思う。 中高生の私は幸せではなかったから、幸せを探すために脳みそをフル回転させてきた。だけど今はほら。恋人とのベ…

よわい

所謂、避暑地に来ている。 まだ肌寒いくらいの気温だけど、ここに来たのにはちょっとした理由があって、まあそれはこの場において重大な話ではない。 それよりも、この連休でこちらに来てから、ずっと本を読んでいる。江國香織に吉本ばなな。こちらで買い足…

つぶれる

自分が潰れてしまいそうな時、必ずと言っていいほどネイルを塗り直す。少し形の悪い手の爪、マメや乾燥でボロボロになった足の先。色は大抵は赤。真赤。 本来肌色の部分に真赤という色を乗せる時、とても緊張する。派手な色だから特に目立つし、失敗するとめ…

よる

これは3月の初めに書いて下書き保存にした記事だけど、読み返してみたらなんだかよく出来ていた気がしたので公開にします。 *~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~ 夜になると心が落ち込む。 夜だけじゃなくても、毎日なんだか元気が出…

One of them

嫌われている人と一緒にいるには相当な覚悟が必要だ。 私の某彼氏もどきはめちゃくちゃ嫌われている。それを知ってか知らずしてか、彼はすごく普通に過ごすし、いつめんのような友達(多分)もたくさんいる。でも、なんで嫌われているのだろう。 人を見下す、…

すいかの匂い

もう4年くらい前の夏の話。 音楽教室で仲良しだった友達が読んでいた江國香織の『すいかの匂い』。 この前本屋を回遊していたときにふと見つけて、そこで手にとって初めてこの本が短編集だったことに気がついた。 私が通っている文学部では江國香織がよく取…

過去の人のはなし

先日、好きだった人に会ってきた。2年ぶりに会ったその人は、最後に会った日からあんまり変わっていなくて、強いて言うなら、ちゃんと革靴を履くようになっていたことくらいかしら。2年間のうちに、気づいたら嫌いになっていた。大好きが最高潮の時にぷつ…

無題

最近生活リズムが狂いまくっている。 レポートに追われているせいもあるけど、深夜に彼や友達と電話をしたり、その辺にあった本を読んでしまったり、気づけば2時間近くSNSをしていたり。彼と電話するのは大好きだし、本だって読みたい。でも、わたしはこの東…

冬の生活

寒い。眠い。起きてるのが辛い。 最近、体が冬眠仕様になっているのではないかと思うほど毎日眠い。そして大学が寒い。寒いなあと思って授業を受けていると眠くなってきて、睡魔に勝てず寝てしまうけれど、寒さで目覚めるほど教室が寒い。原因は先生がなかな…

微熱のココア

美味しいココアが飲みたい。 冬になったからね、ココアが飲みたくなる。あったかくて甘くてふわふわのミルクココアが。一人暮らしの自分の家で作るココアはどうも美味しくない。面倒くさがりなので、小さな手間を省いて適当に作っちゃうからダマになったりな…