こっちむいて

さよならだけを伝えるつもりがありがとうと言う

ついたちに見る夢

今日、19歳の最後の日は母と旅行で広島に来ている。

昼過ぎに着いて広島市内を観光していたら、高校の修学旅行で関西を訪れたときのことを思い出した。行きの新幹線で爆睡しすぎて首が痛くなったこと、原爆ドームの前で革靴を巡ってごたごたしたこと、宮島の川に足をひたして笑っていた友達のこと、好きかもしれない人を想って恋愛みくじを引きまくった結果最終日に東寺の恋みくじで大吉を出したこと、その他にもたくさん。こうやって文字にするのが少し難しくてもったいないくらい、まぶしくて鮮やかな時間だった。当時のわたしたちはわりと「女子高生の無駄遣い」タイプだったと思う。今考えても女子校、楽しかったな。

あの頃からの3年間、たくさんのことを失くしたり壊されたりしてきた。けれども、本当に大切な人やこと、ものは変わらず、あるいは形を変えて今もわたしのそばにいてくれていると思う。ちゃんと肌で感じるよ。10代のうちにやりたかったことが全部できたわけではないし、昨日は大人になってしまうのが嫌すぎてピーターパンを見た。大人になりたくないウエンディと自分を重ねて見ていたのに、終盤で彼女は大人になる覚悟を決めてしまって、なんだか裏切られた気がして悲しくなってしまった。(そのあとネトフリでユーリ見たら元気になったけど)。わたしは、20歳という子どもと大人の境目を超えてしまったら、今まで作り上げてきた「わたし」という人物が違うものになってしまう気がしてとても怖いのだと思う。実際にはそんなこと起こらないとわかっていてもね、怖いものは怖いんですよ。

この何週間かは体調が悪くて、精神的なものなのか夏バテなのかわからないけどすごくお腹が弱かった。胃もお腹もすぐ痛くなる。あと、何でもかんでもすぐに不安になるし、判断能力もないし、とにかく人間として弱い。カウンセリングの日を待ちわびてるレベルできつい。いつもなら「こんなわたしだけどなんとか頑張っていこうと思う」って締めるけど、今回はとてもそんなこと言いたくない気持ちだったので、19歳集大成のわたしの気持ちとして

「ねむい(はたちになってもちゃんとした大人になんてなれないしなりたくないし30過ぎてもうつ病メンヘラクソビッチこじらせてる気がするし就職なんて無理だし美貌も人望もないから人生がどん底です、好きな人と毎日セックスしてふわふわ生きて女としての旬が終わる前には死にたいなてか好きな人とセックスしてる時に死にてえ、あと必ずしも好きな人=彼氏だなんていう方程式は存在しないしさせない)」

とだけ書き残しておこうと思います。一応真面目です。20歳も死なないことを目標に、泥臭く生きていく。明日からも、どうぞよろしくね。

 

P.S.①東寺の恋みくじは恋のお守りとして小さな紙のお人形が入っていて、いまだになんとなくお財布に入れて持ち歩いています。今日もいっしょだよー。

P.S.②やっぱりピーターパンは迎えにきてくれなかったので大人しくTDLのピーターパンの空の旅で我慢します。ネバーランド行きたかったよう。しくしく。

P.S.③最後になってしまったけど、ちーたん、おじさん、高校生の時からいつもありがとう。今度美味しいかき氷食べて幸せになろうね。