こっちむいて

さよならだけを伝えるつもりがありがとうと言う

霞んでゆく世界のこと

まーた上手くいかなくなった。

友達も彼氏もぜーんぶ上手くいかない。誰にも会いたくないし学校に行く気にもならないし、サークルなんて論外レベルに嫌になった。大学は自分のしたい勉強ができるからそれなりに頑張って行っていたつもりなんだけど、朝起きてのろのろ着替えて顔を作ってさあ出よう、と思うとなぜかぼーっと座ってしまって家を出れない。その謎タイムがない日はない日でさっき着たばかりの服がなんだかとても似合っていないように見えて、そして重ねようと思った上着と全然合わない気がして、ああでもないこうでもないとごちゃごちゃやっているうちに家を出れなくなって遅刻するか休むかになってしまう。

夜は夜でビールとかほろよいとか飲みながら映画見たりなんだりしちゃって最終的に病んじゃうし、でもお酒飲まないとやってられないし、もう嫌になってしまう。

やりたいことがあって大学に通ってるのに、そのやりたいことの本質や核心が何も見えなくて苦しい。もしかしたら「逃げ」であるこの選択肢も、本当に「逃げ」であることをわたしが気づいていないだけで、周りの人はみんなわかっているのかもしれない。人がこわい。見透かされていそう、見透かされたくない。わたしが考えていることは自分で思っているよりずっと浅はかで、他人に迷惑をかけることばかりで、世の中では通用しないような脆く霞んであまっちょろいことなのだろうか。人には優しくしたいけど、なんでもないことでもわもわと意地悪な気持ちが浮かんできてしまう。言うべきじゃないと思ったこともついするっと口から飛び出てしまうし、その言葉が相手を傷つけていることも、そして自分への特大ブーメランなのもわかっているのに。

わたしの周りには頭のいい人もちょっとやばい人もすごく怖い人もいるけど、どの人もみんな優しい、というかみんな優しくしてくれる。わたしがあまりに何もできなくて役に立たないからみんな優しくてくれるのかな?呆れられちゃってるのかな。

なんか色々つかれた。今いる東京のこの狭くて汚い部屋こそがわたしの世界で、わたしの城で、わたしのすべて。