こっちむいて

さよならだけを伝えるつもりがありがとうと言う

海の見える街とビール

先日の同窓会で恩師に会った。恩師というと大層なものに聞こえるけれど、実際は仲良しでとても信頼してる、というフレーズが当てはまる先生。

卒業してからも何回も高校まで会いに行ったし、悩みを抱えているときは大体先生の顔が頭に浮かんで、あの人ならなんて言うだろう、とか考えてみる。そんな先生とまさか同窓会で会えるなんて思ってもいなかったから、会場に行って顔を見た瞬間に超キョドって見えていないふりをしてしまった。だって、ホントにいると思ってなかったし一番最初に目に入った人が一番会いたかった人だなんてもうびっくりしちゃうじゃん、、。乾杯までの時間でもチラチラ見てしまったから先生も気がついてたんじゃないかなと思う。でもまあ、去年も何回も会ってるし会っていない時間の溝、とかいう関係でもないしな、、と言う感じで適当にしてた。

スパークリングで乾杯してから友達とビール飲みたいね、となってビール瓶の元に向かったらなんと先生が来て、いやこれはチャンス!!とばかりに「先生!!ビールお願いします!!!」と頭を下げてグラスを差し出すドレスの女子大生3人。どこのおっさんだよ…と自分でも思ったけど無事に注いでもらえたので大満足である。3年間迷惑をかけまくってたまになんなんアイツ?ってキレたこともある(し、多分向こうもあると思う)けど、受験の前日に私の単語帳に涙ぐみながらメッセージ書いてた先生にビールをお酌してもらう日が来るなんて、誰が想像できた?それだけで幸せだったけど、そこで撮ってもらった写真がまた超良い写真で、あー、すごい幸せだったな、、と今でも余韻に浸ってしまうのである。先生も友達も私が高1(長い子は中1)の時からずっと見守っていてくれて何かあるたびに助けてくれた人たちだから、みんなで写真が撮れてすっごく嬉しかった。てか、私得でしかなかった。

どん底にいてもずっと見捨てないで一緒にいてくれた人たちとはたちのお祝いでビールを飲む、と言う行為は言葉で言い表せないほど素敵で、ある種の達成感すら感じる。この喜びを表す言葉としていつもなら「エモい」の一言に落ち着いてしまうんだろうけど、今回ばかりはエモいなんて簡単でありふれた言葉に落ち着けたくなかったので、うまく言えないなりに出来事だけでも文字に残しておこうと思った。いつかこの気持ちがうまく言葉にできるように。あるいは、言葉にできなくてもずっとちゃんと覚えていられるように。またいつかどこかで同じような体験をした時に、あ、これってあの時だ、って思い出せるようにね。はあー、地元最高だ。。

事実ばかりを書き綴るブログは面白くないと感じるけれど、自分の内的思考はいま期末レポートで発散されているので今日は事実だけでご勘弁を。さ、レポートやろ。